現代っ子世にはばかる

ゆとりを思う存分享受した世代です。

美人神話

高校時代、いつも遅刻ぎみの女子がいた。

例によって、あのときもあの子は遅刻していた。

 

私「あれ○○ちゃんは〜?」

友人「今日も遅刻じゃね?ま、可愛いからいっか!」

周り「それな〜〜〜〜!」

私「そ、それな〜!(???)」

 

 

 結論

美人は何やってもいいらしい

 

 

 遅刻は美人でもブスでもダメじゃない?っていうか遅刻に見た目の美醜まったく関係ないよね??だけど可愛い子はいいらしい、遅刻しても。ブスは世知辛いな〜〜〜!

 

 

 

 

世の中、「人は見た目8割」なんて言われていて、どんなに頑張っても、美人には勝てないことが多すぎる。

彼氏彼女基準でいうと、まずブスはお断りだよね。どんなに性格が良くても、見た目が悪ければ、スタートラインにすら立てない。SNSでの自撮りも、ブスと可愛い子じゃ全然違う。ブスがアップすれば笑われるし、さらには、ただの発言さえも、周囲の受け取り方が変わっちゃう。「は〜あ、なんでこうなっちゃうんだろ。好きなだけなのに」って誰か呟いたとするじゃん?美人が言おうがブスが言おうが多少イラッとするけれど、ブスの方が「お前が何言ってんだ感」でるよね?

誹謗中傷の枕詞でも「ブスのくせに」ってよく使われるし、ブスっていうのは何もしていなくても、存在だけでバカにされてしまう。肩身狭すぎかよ。さらに、ブスと美人では一生のうちに1億円分の利益差があって、ブスは自力で1億分稼がねえと追いつかない。きつすぎだろ。

 

 

 

 

とまあ、ここまでブスの肩身の狭さをぐだぐだ話してきたけど、「可愛ければなんでもいい」なんていうのは大間違いだぞ!ここテストに出るからな!

 

たしかに、10代〜20代前半までは、見た目が全てになりがち。それは他に比較対象が少ないから。

10〜20代前半の多くを過ごす学生の間は、行動範囲も視野も狭いから、触れ合える人の範囲も狭い。例えば、恋愛対象になる人も、だいたいが同じ学校、塾が同じ、バイト先が同じ人でしょ?特に、同じ学校って、住んでいるところもだいたい一緒で生活圏が同じだし、学力レベルもだいたい同じ。高校は偏差値が同じようなやつが集まるし、小中学校なんかは、秀才とバカが混ざってるけど、それもあくまで「学校内」「地区内」での話。ファッションセンスはいらない、だって制服だから。それに基本的にまだ若いから、すごい経験も踏んでないから、そこで差もつかない。まあそれに、そういうのはこれから経験するものだしね。

  

そうなると、もう見た目ぐらいだよね、審査基準になるものって。言い方変えるか。見た目ぐらいしか、はっきり違いが分かるものがないってことよ。わ〜〜〜やだよ〜〜〜〜!!

だから、とにかく可愛いやつが最強無双。顔が可愛いやつにしか市民権はねえ。文化祭の出し物も、遠足のレクリエーションも、ブスは決められねえぞ〜〜〜!!

 

 

 

 

それが歳を重ね、大人になってくると、そうもいかなくなる。その人を判断する要素が増えてくる。学歴、経済力、年齢、コミュニケーション力、細かく言えば、仕事一筋なのか、プライベート重視なのか、お金は何に使うのか(貯金、食事、ギャンブル、自分の趣味、交際費)とかが入ってくる。今までは、その人を判断するときに、見た目が大多数のパーセンテージを占めていたけど、こうやって、大人になるといろーーーんな項目が入ってきて、見た目の占めるパーセンテージが下がる。

 

 

 

今まで、可愛いだけでなんでも出来ると思っていたあの子は、今何をしているんだろうか。

 

 

そうやって「可愛ければいい」っていう感覚が、染み付いて取れないまま、大人になると、大惨事じゃない?